ESG評価機関等の紹介
アラベスク・グループ
アラベスク・グループとは
アラベスクは2013年に創業しました。資産運用事業を中核にサステナビリティ金融事業を推進してきました。2018年にESGリサーチの社内ツールであったS-Ray®を独立したESG評価事業としてアラベスクS-Rayをスタート。2019年には資産運用事業にAIを取り入れたAIエンジンを開発し、アラベスクAIを設立。2021年、アラベスクS-RayはESGの情報開示プラットフォーム「ESGブック」を開設し、アラベスクAIはAIによる運用支援プラットフォーム「Aether」を開設しました。これからも金融、サステナビリティ、AIの融合を目指すことで、サステナブルな社会の実現に貢献していきます。
ゲオルグ・ケル会長のメッセージ
“アラベスクは、企業と資本市場にサステナビリティ情報を提供するために、現代金融に革命をもたらしているESGとAIに基づき構築されています.”
取締役会
コーポレート・サステナビリティ分野における世界的リーダー達が非常勤取締役を務めています。
取締役の詳細はウェブサイトに掲載しております。
アラベスクの3つの事業分野
アラベスク・グループ全体で、最先端の研究を利用して、持続可能で透明の高い金融ソリューションを提供しています。
アラベスク・アセット・マネジメント
- 投資戦略の構築と投資商品の運用
- 多様な運用手法 (e.g. mutual funds, hedge funds, SMAs)
- 世界各地域に拠点(米国, 欧州, アジア, 中東)
- 非財務データの統合と定量的投資プロセスの実施によって定義される投資哲学
ESGブック (アラベスクS-Ray)
- 2018年にアラベスク・アセット・マネジメントからスピンオフ
- 企業のサステナビリティを異なる側面から評価(ESG、国連グローバル・コンパクト、地球温暖化への寄与、事業活動)
- 2021年12月にESGの情報開示プラットフォーム「ESGブック」を開設。企業は自社のサステナビリティ・データを管理することができ、機関投資家とのエンゲージメントを促進します。
ESGブックでは毎月、サステナビリティ関連の法規制の動きについてまとめています。最新版は以下のリンクからご覧ください。
アラベスクAI
- 2019年にアラベスク・アセット・マネジメントからスピンオフ
- アラベスク独自のAIエンジンを開発 – 独自のテクノロジーを使用して構築された2億5500万のノードと7億5000万のエッジで構成される大規模分散型計量グラフ
- AIによる運用支援プラットフォーム「Aether」を開設。運用方針、投資制限、サステナビリティ方針を考慮した様々なポートフォリオを構築することができます。
ESGブック(ESG Book®)のウェブサイト
ESGブックのウェブサイトでは、世界約9000社(日本企業約1000社)の3カ月前のスコアをご確認頂くことができます。ESGブックはESGの情報開示プラットフォームの役割を担うため、ご利用頂く際にご登録頂く必要がございます。図1はご登録後のウェブサイトのスタートページになります。スタートページから、ESGブックの対象企業の検索機能、企業向けの情報開示機能、ポートフォリオの作成やアップロードする機能、ESG情報開示の主要報告フレームワークの調べる機能にアクセスですることができます。

個別企業の情報もDashboard機能から図2のようにご確認頂けます。

ESGブックは各企業のESG情報開示のデータを収集してきております。
図3のダッシュボードはESGブックにご登録頂けますと、どなたでもご覧頂ける内容になります。より詳細な情報やデータをご希望の場合はご連絡ください。
また、ESGブックのウェブサイトでは、サステナビリティの主要な報告フレームワークに直接入力することが可能です。入力後のデータはダウンロードできます。

ESGブックのスコアおよびデータとは
ESGブックのスコアは、企業の開示情報を独自に収集し、SASB(サステナビリティ会計基準審議会)スタンダードを考慮して当該企業のサステナビリティのパフォーマンスをスコアリングするESGパフォーマンス・スコア・コア(EPSコア)、そして、EPSコアにサステナビリティに関する企業のニュースやNGO/NPOの情報を反映したESGパフォーマンス・スコア・プラス(EPSプラス)があります。また、企業の企業行動を国連グローバルコンパクトに則って評価するリスク・スコアがあります。リスク・スコアも、企業の開示情報を中心に企業行動リスクを評価するリスク・スコア・コア(ERSコア)とERSコアに企業行動に関連する企業のニュースやNGO/NPOの情報を反映したリスク・スコア・プラス(ERSプラス)があります。利用者は、企業のサステナビリティに関するパフォーマンスとリスクを評価することができます。さらに、世界の主要な金融機関、機関投資家、企業、コンサルティング会社がすでにESGブックのスコアを使用しています。
スコア評価方法
企業のサステナビリティのパフォーマンスを以下の4つの側面から評価しています。
- ESGパフォーマンス・スコア(コアおよびプラス):事業活動で財務的に重要なESG課題について企業のパフォーマンスを評価します(SASBスタンダードを考慮)。
- リスク・スコア(コアおよびプラス):国連グローバル・コンパクトの原則に基づいて企業の行動規範を評価します。
- ESGパフォーマンス・スコアおよびリスク・スコアは0−100で表示されます。平均スコアは約50です。
- Temperature Score(気温スコア):温室効果ガス(GHG)の排出を通じて、企業は地球温暖化にどの程度寄与しているのかを数値化します。スコアは気温で表示され、最も優れたスコアから順に1.5℃、2.0℃、2.7℃、2.7℃以上、3.0℃となっております。
- Business Involvement(事業関与):企業の事業関与をチェックするサーチ・ツール。特定の事業関与の有無を知らせます。
詳細は以下のリンクをご覧ください。
上記の評価を、以下の形式で投資家に提供しています。(日本時間の毎夕に当日のスコアを配信)
- 365日のスコア配信。配信するスコアの内容は以下のとおりです。
- リスク・スコア
- リスク・スコアのピラー・スコア(人権、労働、環境、腐敗防止)
- ピラー・スコアの算出に必要な国連グローバルコンパクト10原則の各原則・スコア
- ESGパフォーマンス・スコア
- ESGパフォーマンス・スコアのピラー・スコア(環境、社会、コーポレートガバナンス)及びディメンション・スコア(環境、社会資本、人的資本、ビジネスモデルとイノベーション、リーダーシップとガバナンス)
- ピラー・スコア及びディメンション・スコア算出に必要な26のサステナビリティ項目の各カテゴリー・スコア
- 脱炭素スコア:短期(2030年)、長期(2050年)のスコアをご確認頂けます。
- 事業関与:アダルト・エンターテイメント、アルコール、防衛、化石燃料、ギャンブル、遺伝子組み換え作物、原子力、豚、幹細胞、タバコ、武器銃器、非人道兵器という懸念事業のフィルタリング機能。2024年2月現在、事業関与の対象は世界の上場企業約2万4000社
- 毎日すべてのスコアが更新されております。約9000社のサステナビリティ・パフォーマンスの確認、リスク管理、スクリーニング、ポートフォリオ単位でのスコア分析・管理等、様々な用途でスコアを提供しています。
- 過去スコア(2013年~)の提供
- 上記の日次スコア以外にも下記のスコア・データを開発・配信しております。
- スコア・データ(上記日次スコアの元データ)
- グリーン収入データ
- 排出量データ
- SFDRデータ・ソリューション
- TCFD準拠バロメーター・スコア
お問い合わせ
ESGブックのウェブサイトから「Join ESG Book」をクリックして頂き、ご連絡先をご記入頂けますと、日本の担当者からご連絡させて頂きます。