Q4 先物やオプションを取引する際に決めなければいけないことってなに?
中之島さん |
実際に先物やオプションを取引する時に決めなければいけないことってどんなことかしら? |
北浜博士 |
取引の際に決めないといけないことは以下のとおりじゃよ。基本的には株式の売買と同じなんじゃ。 |
中之島さん |
ほんとだ。でも、「2 新規・決済」というのは株取引では聞いたことないわ。 |
北浜博士 |
いい質問じゃ。先物取引またはオプション取引の場合、単に買い注文といっても2つのパターンが考えられるのは分かるかの。新たに買う場合と、もともと売りを持っていてそれを買い戻す場合じゃ。 |
中之島さん |
わかったわ。 その買い注文が新たに買うものなら「新規」、もともとあった売りを買い戻すためなら「決済」と申告するのね。 |
北浜博士 |
そういうことじゃ。 |
中之島さん |
それから、先物はQ1でイメージがついたけど、オプションのことをもっと知りたいわ。 |
北浜博士 |
オプションは「ある物を、ある日に、ある値段で買うまたは売る権利」じゃ。まず、ある物は「原資産」、日経225オプションの場合は日経平均株価じゃな。また、売る権利と買う権利には、それぞれ「プット」と「コール」がある。それから、ある日は先物取引と同じで満期日がある月を示す「限月」。そして、決済日に売り買いする値段として「権利行使価格」がある。これらすべての組合せで銘柄が決まるんじゃ。 |
中之島さん |
なんだか複雑そうね…。 |
北浜博士 |
じゃが、これだけいろんな組合せができるということは、自由度の高い投資ができるということにもなる。それがオプションの魅力じゃ。「1-2_デリバティブとは-デリバティブの種類」でオプションの解説をしているので、もう一度復習してみよう。
例えば、日経平均株価を3月の満期日に14,000円で買うことができる権利であれば、「日経225オプション コール 3月限 14,000円」という銘柄になるんじゃよ。
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中之島さん |
オプションがどういう商品なのかはなんとなくわかったわ。さっき、オプションは保険と似ているって教えてもらったけど、オプションには買う権利と売る権利があって、それぞれの商品を買う立場の人と売る立場の人がいるってことよね?なんだか混乱して来たわ。 |
北浜博士 |
詳細はQ5とQ6で説明しよう。 |